Tuesday, April 2, 2013

鈴木先生と「JUMPsystem」の紹介




1アメリカへ来たこと。

 →大学卒業後、一旦就職したが、人とは違う何かを求めようとしたく、それを成就させ るため、昼夜働き通して資金を自ら貯め、単身アメリカへ。現在と比較したら、当時は海外へ出ることは容易なことではなかったらしい。


2アメリカへ来て、違う価値観にふれた


 →米国院生時代に助手として日本語教育にも携わるようになり、面白さにのめり込んで

いった。一度良いと思い、はまり込んだ物事を、とことん貫く性格のようである。ピッツ

バーグ大学で教えているときに、その情熱が日本語教授法の大家、コーネル大学のエレナ

ー・ジョーダン先生の目に留まり、コーネル大学に招聘される。

3ジョーダン先生との出会い


 →ジョーダン先生は、それまでとは違う教授法、考え方を持っていた。当初はその違い

に愕然とし、「日本人だから知っている」という意識・プライドのもと、反発していた

らしい。しかし、2でも触れたが、一度良いと思った物事には、とことんはまる性格のた

め、自らの考え、プライドを捨て、論理的なジョーダン先生の考えを受け入れてからは、

一から徹底的に学びなおした。それが先生の持つ「自らの意見とは違う意見であっても、

論理的であれば、受け入れられる論理的思考、柔軟性がある考え方」に強く影響を及ぼし

たようだ。その結果、ジョーダン先生の下で「JUMPsystem」の基盤となる考え方を構築

していった。


ただし、「JUMPsystem」は完成したわけではなく、常に進化を続けている。それは、

「JUMPsystem」を守るのではなく、更に良くしていこうという「徹底性」、「良い事は

良い」とする考え方に基づいていている。土台がしっかりしていないと良い家が建たな

いように、物事には「基礎・基本」が重要となる。「JUMPsystem」は「日本語文法」、

「日本語教授法」の新しい「基礎・基本」なのである。

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