JUMPsystem 「外国人のための日本語教授法」
JUMPsystemを習得するためには、次の二つの重要なポイントを理解し、学んでいかなければならない。
- JUMPsystemでの日本語文法理論は、今までの国語文法とは違いかなり整理されたシステマティックな文法論である事を十分理解し、この文法論を熟知する事により学習者の負担を軽減させる。
- 文法論に関しては、このJUMPsystemは、3つの基本から成り立っている
- 3種の述語
- パーティクルの種類とその働き
- の-nominal の区別化
- XのY
- Demonstrative Adkectival
- Predicate + の-nominal
- Nominal group と Adjectival group.
- 本来会話とは2つの作業が同時に並行して行われなくてはならない。即ち:
- 日本語を日本語で考え、聞き、話す。
- これに関しては、日本語を100%internalizeできるようになるというゴールが成就されなくてはいけない。つまり、そのゴールが達成できるための方法論を先生はスキルとして十分に備えておかなければいけない。
- 会話には前後の流れが必ずあり、それを把握し、会話内容が変わっても臨機応変にその会話についていける能力をつけなければならない。
- これに関しては、クラスの中での設定された会話の練習が必要となってくる。これは自由会話ではなく、既習の語彙、熟語、文型等が駆使されコントロールされ、尚且つ流れのある会話でなくてはならない。また教師は、会話の流れがある授業ができるスキルを身につけ、会話が展開できなければならない。
- 従来との違い
この方法では、「学習者の能力」というのがゴールに速く到達できるか否かを決定させる。と同時に、高度な教師の知識とスキルも要求される。ただ単に母国語が日本語だというだけでは、このメソッドの教師としては失格である。かなりの理解とトレーニングが必要となってくる。
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